CBD が日本で注目され出したのが2018年。
フルスペクトラム製品の登場がきっかけとなり CBD 元年を迎えました。
今では数えきれないほどの CBD メーカーが製品をリリースするなど、業界全体が大いに盛り上がっています。
CBD 製品の選択肢が増えるというのは、私たちにとって喜ばしいことですよね。
何故なら、それだけ多くの悩みを解決へと導いていくことができるから。
そこで重要となるのが 内因性カンナビノイド という物質です。
急に難しい言葉が出てきましたが安心してください。
私たちが CBD を摂取する上でとても重要なことなので、可能な限りわかりやすく説明していきます。
ですので、是非とも最後までご覧いただけますと幸いです。
内因性カンナビノイドとは?
先ほど内因性カンナビノイドのことを難しい言葉と表現しましたが、分解すると下記のような意味となります。
- 内因性 = 体の内側
- カンナビノイド = 産業用ヘンプの成分の総称
つまり、体の内側にある産業用ヘンプの成分ということになるのです。
体内に備わっているカンナビノイド
内因性カンナビノイドというのは体内に存在する物質のことをいいます。
ただ存在しているのではなく、私たちの体がアミノ酸を作り出すのと同じように、体内で内因性カンナビノイドを生合成しているのです。
実は内因性カンナビノイドは1992年に発見されたばかり。
最初に発見された内因性カンナビノイドは、サンスクリット語の「至福」を意味するアーナンダから、アナンダミド(N-アラキドノイルエタノールアミン)と名付けられました。
これまでに100種類近くの内因性カンナビノイドが発見されていますが、その中でもっとも重要なのが 2-AG(2-アラキドノイルグリセロール)です。
2-AG はアナンダミドよりも生体内の濃度が数百倍高いことがわかっています。
では、これらの内因性カンナビノイドは体内でどのような働きをするのでしょうか?
体内での働き
内因性カンナビノイドは体内にある受容体(レセプター)と結びつきます。
この受容体はカンナビノイド受容体と呼ばれ、その代表的な受容体が CB1 と CB2 です。
CB1 は中枢神経系に多く発現し、CB2 は免疫系の細胞に多く発現しています。
CB1(カンナビノイド受容体タイプ1)
脳、精巣、輸精管、子宮、肺、小腸、血管平滑筋細胞、血管内皮細胞など、さまざまな臓器や細胞に存在し、記憶・認知、運動制御、食欲調節、報酬系の制御、鎮痛、脂肪代謝などの生理作用を担う。
CB2(カンナビノイド受容体タイプ2)
脾臓、扁桃腺、リンパ節に多く、自然免疫を担う各免疫細胞上にも発現し、免疫機能や炎症の制御に関与する。
上記の通り内因性カンナビノイドがカンナビノイド受容体を活性化させることで、さまざまな神経伝達調節をおこなってホメオスタシス(恒常性)という状態を作っています。
このメカニズムのことを「エンド・カンナビノイド・システム」と呼び、強い免疫系、正規の睡眠サイクル、正常な食欲や代謝、健康な身体調節を確立しているのです。
ここまでで内因性カンナビノイドがどういったものなのか、そして体内での働きがわかったと思いますが、私たちは女性にこそ内因性カンナビノイドが必要であると考えています。
女性にこそ内因性カンナビノイドが必要な理由
CBDMANiA は開業以来「私は整う、そして輝く」をコンセプトに、女性への活力として自然の恵みを提案してきました。
CBDMANiA
コンセプト
その主たるものは CBD(カンナビジオール)ですが、内因性カンナビノイドの重要性も提唱しています。
なぜなら、カンナビノイド受容体は女性の生殖器官に多いからです。
女性の生殖器官に受容体が多い
カンナビノイド受容体がもっとも多く密集しているのは脳になります。
その次に女性の生殖器官に密集しているのです。
CBD Nation では「内因性カンナビノイドの欠乏は子宮内膜症の女性に見受けられる」といっています。
産婦人科系の病気の患者さんを多く診ているジュネラ・チャン医師は「大麻には自然で強力な抗炎症作用と鎮痛作用がある」と断言しています。
そして子宮内膜症による骨盤の痛みや嚢胞による月経痛など、多くの女性が苦しむ痛みを伴う病気は、ある程度エンド・カンナビノイド・システムの影響を受けているとも。
CBD Nation によると婦人科系疾患や女性の病気の治療に大麻を使ったという史実は数多くあるそうです。
- 最古の記録は紀元前7世紀に古代メソポタミアで難産を楽にするために大麻の種を含む麦酒を作っていた
- 9世紀には大麻とほかの薬草を混ぜて作った飲みものを片頭痛、子宮の痛み、流産の予防に使っていた
- 12世紀のシリアでは産後の痔の治療に使われた
- 中世のアゼルバイジャンでは子宮腫瘍の治療にヘンプシードオイルを使った
- 16世紀後半の中国では月経障害に大麻の花穂が使われた
このことから女性特有の悩みは内因性カンナビノイドの欠乏が原因である可能性が非常に大きいと考えられるのではないでしょうか?
原因不明の不調などはもしかしたら内因性カンナビノイドを補うことで解決するのかもしれません。
PMS のツラいをラクへと導く
生理前のイライラ、肌荒れ、不調などは PMS(月経前症候群)といわれていますが、実はその原因ははっきりとわかっていません。
一説によると女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動がかかわっていると考えられています。
実はこのエストロゲンは内因性カンナビノイドを弱めたり、阻害したりするということが研究によりわかっているのです。
これは内因性カンナビノイドの欠乏により、恒常性が失われてしまっている状態といえるのではないでしょうか?
女性特有の悩みに対して CBD を選ぶ人は少なくありません。
特にカプセル状の CBD 製品は、全免疫システムの約7割が集中する腸内まで届くことから人気を博していて、リピートなさる方が非常に多くいらっしゃるのです。
こういった事実から「なぜ CBD を摂取する必要があるのか?」という明確な理由が見えてきます。
なぜ CBD を摂取する必要があるのか?
ここまで説明してきたことで何となく察しがつくかもしれません。
私たちが CBD を摂取するのは、内因性カンナビノイドが不足するからではないでしょうか。
内因性カンナビノイドの不足
内因性カンナビノイドが欠乏すると、体のあちこちに不調のサインが現れるのです。
最近の研究では「内因性カンナビノイド欠乏症」という概念で、偏頭痛、線維筋痛症、過敏性腸症候群、炎症性疾患、自己免疫疾患、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、骨量の減少、糖尿病、急性および慢性疼痛、加齢に関する病気などの根本的な原因である可能性が示唆されています。
つまり、フルーツや野菜でビタミンを補うのと同じように、CBD で内因性カンナビノイドを補うことが重要なのです。
フルーツでビタミンを補うのと同じ
ビタミンの摂取量が最低必要量に満たずに起こる病気を「ビタミン欠乏症」といいます。
ビタミンC の不足は壊血病、ビタミンB1 は脚気、ビタミンA は夜盲症、ビタミンD はくる病・骨軟化症を引き起こすことは有名です。
それと同じように内因性カンナビノイドが不足したら、それに代わるものを補ってカンナビノイド受容体を活性化させる。
つまり、私たちが提唱するのは「CBD で内因性カンナビノイド不足を予防しよう」ということなのです。
内因性カンナビノイドの欠乏を CBD で補おう
CBD は植物性カンナビノイドのひとつですが、CBD 以外のすべての成分によって内因性カンナビノイド不足をケアすることが望ましいといえます。
どうしてかというと、アントラージュ効果(相乗効果)に大きな期待ができるからです。
だからこそ CBDMANiA では、CBD 以外の成分が含まれるフルスペクトラムやブロードスペクトラムといった製品を推しています。
そういったわけで「高品質で安心安全な CBD 製品を少しでもお求めやすい価格で提供すること」が私たちの使命であると考え、これからもあなたの悩みに寄り添っていきます。