動物から学ぶ植物
昔から人は動物が食べる植物は基本的に食べられ、尚且つ人に有益であると考えていました。
犬を含める動物全ては自然界で暮らして行く為に、自らの健康維持の為にハーブや土、藻類などを本能的に受け入れてきました。
例えば、インドのアーユルヴェーダの古典『チャラカ サムヒター』には、ヒマラヤの腐植土シラジット【フルボ酸】で効果の出ない病はないと記載がありますが、それは野生の猿が岩場のシラジットを摂取しているのを見た人間がシラジットが身体に良いということに気付き人間にも応用し、未だにシラジットは人間界でももてはやされています。
植物とは弱く繊細でありながらも生命力に溢れています。動物と違い自らエネルギーを作らなければ生き残れない植物は光合成をし、その過程で植物由来の化学物質で『ミネラル』や『ビタミン』とは別のフィトケミカルズが創り出される。ヘンプの主成分CBDはフィトケミカルの一種で、天然の酸化防止剤。 生き物が生き残るために必要な色々な作用を持っており近年様々な生き物の役に立っています。
この様に植物は計り知れないパワーを持っており、動物も人間も植物の力を大いに借りて生きているいるのですね。
家畜やペットへの植物療法はアメリカが発祥だと言われているおり、現在でも植物療法を好んでいる飼い主は沢山いる。
犬にヘンプを与えても良いの?
植物が偉大なのは分かったけど、ところで、ヘンプは犬に安全なの?
あいにく、ヘンプは長いこと強制的に自然界からその姿を消されていた為動物が好んで利用しているかについては分かりませんが人間に有益な成分だということが分かってきた今、ヘンプが動物にも安全で健康維持に役に立つことは明らかでしょう。
自生していればきっと野生の動物たちの役にも立っていたでしょう。
人間と犬の両方が同じ内因性カンナビノイドシステムを持っていることを知り驚く方がいるかもしれませんが、全ての哺乳類にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)が備わっています。
このヘンプ由来の強力な新成分カンナビジオール(CBD)は、犬の脳、臓器、中枢神経系、そして弛緩作用を刺激する免疫細胞にあるエンドカンナビノイドシステムへと届いていくのです。
現在、コロラド州立大学の獣医学および生物医学科学大学は、ヘンプが犬に与える影響を調べる2つの臨床試験を実施しています。ある研究では、犬のてんかんに対するCBDの影響を調べていますが、もう1つの研究では、CBDを変形性関節症の治療法の可能性として考えています。
まとめ
カンナビジオール(CBD)は精神活性刺激や中毒性などはなく、ナチュラルに犬の心を落ち着かせ、痛みを和らげる事が期待されています。
ただし、犬は人間よりも代謝が活発であり反応も強く出る可能性もある為、少量づつから始めるように気を付けなければいけません。
犬にCBDオイルを与える最善の方法は、舌の裏に直接投与することです。 これは最速で体内に浸透します。 または、おやつにオイルを加えるか、犬の食べ物に直接混ぜることもできますが 食品に添加されたCBDは消化管を通過し有効になるまで最大30分(またはそれ以上)かかることがあります。
愛犬のためにCBDを使用することの利点は信じられないほど多いのです。
CBDを含む製品は自然療法を好む人々のための全く新しい世界となることでしょう。